テックの旅人

新しもの好きです。モノづくりやその体験を介して誰かの日常もアップデートできたらなぁと思ってます

再生医療 その1

ゴン太がヘルニアで歩けなくなってから2年間、お家でのリハビリ、病院での鍼治療、プールでの歩行訓練とずーっと頑張ってきました。通っている病院の先生も筋肉は落ちてないですと言われるし、後ろ足を刺激した時の蹴りの強さとかは良くなっているような気はするのですが、私が思うにはそれは脊髄反射であって脳とつながった反応はほとんど見られないと思うし、今のリハビリを続けても現状維持はあっても切れた?神経が回復してゴン太の意思で立ったり歩いたりすることはどうなんだろうとずーっと思っていました。

今の病院に先生に聞いてもその辺はわからないようですし、頑張ってみましょうといった言葉のみで、数値や方針といったものはまったくわからずじまいのままでした。

同じ境遇のわんこの飼い主さん達のブログを拝見していると「再生医療」の話が出ています。再生するかどうかの可能性は置いといて、理屈としては前述の私の悩みはこのやり方がひとつの解ではないかと思うようになりました。
とは言っても、平日はほんとに大変なリハビリを頑張ってくれている相方のご両親に理解を得られるかどうか(相方のお父さんは特に絶対これを続ければ歩けるようになると常々いっていることもあって)非常に言い出すのが悩ましい状況にあり、再生医療を知ってからはや1年が過ぎていました。

やっぱりゴン太には歩けるようになってほしいし、今の努力は続けるにしても(否定しないにしても)何か可能性があるのならお金や時間はかかってもチャレンジしてみたいとさらに強く思うようになり、今年の夏になってようやく相方のお父さんに「再生医療を受けさせてみたい」と言い出すことが出来ました。

幸い反対されることもなく、ともかくその病院に行ってゴン太を診てもらって先生の話を聞いてみようということになりました。病院は愛甲石田動物病院です。臨床にあたりながら大学院で研究も続けていらっしゃる先生でこの分野ではもっとも先行?されているようです。

今月はじめに電話してみたところ、副医院長先生が出られて土曜日なら院長先生がいるので一度来てみてくださいとのこと。さっそくその週のうちに行く事にしました。

車のない我が家なので電車で最寄り駅の愛甲石田駅まで行きました。1時間ちょっとぐらいかな?意外に遠くは感じませんでした。駅には愛甲石田動物病院の看板もあり15分ほどで歩いていけそうな感じで書いてあります。暑い日でしたが、約7キロのゴン太くんゴン太くんカバン=約10キロ?を担いで向かいます。思ったよりも歩きましたがまぁ許容範囲内。相方のご両親は暑さで大変そうです。やっぱタクシーにすればよかったか。


自分が重いことなどなんのことやらのゴン太くん


受付で名前を書いて(基本的に予約制ではなく早いもの順のようです)順番を待ちます。10分ほど(たまたま空いてたようです)で呼ばれて、診察室へ、少々話をしてゴン太くんは「神経学的検査」を受けるため別室へ。

その間、先生から今歩けない原因や再生医療についてほんとに詳しく熱く時間をかけて説明していただきました。途中で「先生にお任せします」と相方の両親が言い出しましたが(他の患者もいるだろうからと)、そうではなくて、ちゃんと理解して医者も飼い主もゴン太が歩けるように頑張ることが大切といった話までしていただき、何てちゃんとした?先生だろうとびっくりしました。

そうこうしているうちにゴン太くんが検査から戻って来ました。検査は「姿勢反応」と「脊髄反射」にわかれていて数値で状態が書かれていました。要は後足は脊髄反射はあるけど、姿勢反応(脳からの)は無い、知覚も無いとのこと。ただし脊髄反射は良いし力強いので可能性はある(再生医療をやる意味はある)とのことでした。
あとは再生医療をするかどうかじっくり考えて返事をくださいと言われて診察は終わりになりました。

診察室を出てすぐみんなで話して再生医療をお願いすることで意見が一致し、その場で再度先生にお願いする旨を伝え、先生のスケジュールに合わせて翌週の土曜日から入院して再生医療を受けることになりました。


今日CTとかMRI検査をして状況を見て判断なのかなぁと思ってましたが、翌週土曜日に検査して引き続き再生医療となるようでした。(いろいろ話を聞いてオーバーフロー気味だったので.......) 続く

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よもや再び入院とは思ってもいないゴン太くん。許せ.... きっと良くなるから......