テックの旅人

新しもの好きです。モノづくりやその体験を介して誰かの日常もアップデートできたらなぁと思ってます

横浜 松島クニリック 大腸内視鏡検査 その2

最初の検査は、かなーり嫌な思いをしたので書くのも嫌でブログアップも避けていたのですが、時間も経ったし当時の怒りもやや収まりつつあるので、思い出した範囲でお伝えします。

注)あくまで私の場合はこうでしたという話であって、多くの人は多少大変ですが特に問題なく検査を終えられてるようでしたのでかなりのレアケースと思ってお読みください。

検査の日程が決まり、検査内容を説明してもらいました。
朝病院に出向いて午前中に検査となりました。人によっては前日病院に1泊して朝検査を受けるというパターンもあるそうです。

私の場合の流れは以下の通り。

1.前日の夜に下剤を飲む。(下剤を飲むまでは普通に食事できます)
 
 ラキソベロン(液体)とマグロコール(粉状)をもらった紙コップに入れて水を混ぜて飲みます。バリウムを飲んでる感じかなぁ。砂食っているみたいでなんともマズイ....
しばらくして下剤の効果が出てきてトイレに何度も行くことになり朝を迎えます。

2.いざ病院へ
 朝から病院へ、あまり早く行ってもそもそも開いていないとのことで適度な時間に病院に到着。

3.さぁ検査です
 1Fで受付けしてもらったら、2Fの検査を受ける人用の受付けへ行きます。当日検査を受ける人が一定数集まったら検査の流れについて説明を受けます。それから検査着に着替えるため更衣室へ。お尻のところにパックリと切れ目が入った検査着です。上着があるのでお尻は見えなくてすみますが。
 着替えたら、看護師さんの問診を受けます。当日の体調など聞かれます。ここで問題がなければ、看護師さんからニフレックという大腸を綺麗に洗い流すための薬を渡されます。これがなんと1.5リットル!!!(2リットルの人もいるようで、何で違うのかはわかりません) 

4.ニフレックと格闘 そして惨敗
 ニフレックを渡されるとその日検査を受ける人だけのロビーみたいなそれなりの広さの部屋に通されます。ソファや椅子がたくさんありました。そこには15人くらいかなぁ、男の人も女の人も一緒です。みんな手に手に1.5から2リットルのニフレックのボトルとコップをもってます。なんだか異様な光景。看護師さんに今から2時間(たぶん...記憶が薄いので..)でこれを全部飲むようにと指示され飲み始めます。これがまたかつて経験したことのないぐらいマズイ... ポカリスエット風の味だったような気がしますがとにかくマズイということしか今は記憶にありません。マズイとは聞いてましたがひたすらマズイ。コップで2杯ほど飲みましたが、体が拒否しているようで猛烈な吐き気がしてそれ以上口に入りません。苦しんでいる最中にも、周りの人達が、看護師さんの『じっとしてたら便がでませんよー。足踏みしたり動いてください』とかいう掛け声のもと、私の目の前をウロウロしたり足踏みしたり腰を回してみたりとどうにも落ち着きません。プチ軍隊のような感じ。看護師さん結構スパルタ。まぁそうでもしないと皆んなニフレック飲みきれないですからねぇ。
で、どう頑張っても飲めないのでギブアップして看護師さんに相談。かなり困った顔をされて上の階へ行くように指示され3Fへ。

4.浣腸地獄
 3Fにいくと別の看護師さんが待っていて、『指示されたとおりにやってもらわないと困る。他の検査の人もたくさんいて....』 と丁寧な口調ながら結構な剣幕で怒られました。(怒ってはいないのかもしれないでしょうが口調・表情から怒られているように感じました)
どうやら検査の人がたくさんいて、効率良くこなすためには私みたいに予定外の対応が必要になると当日の検査全体に影響するので非常に迷惑という意味のようでした。(検査は午前の部と午後の部とあってそれぞれ大勢の人が検査を受けています。)
さすがに私も頭に来てよっぽどブチ切れて検査途中で帰ろうかと思いましたが、ニフレック攻撃ですっかり弱っていることと、怒って帰ってもなんの解決にもならないなぁと年相応の冷静な自分がいてグッとこらえることができました。ここまででいろんなストレスがかかりすぎてすっかりパニック気味に....  看護師さんに確認して念のために持ってきた抗不安剤を飲みました。ふぅ。
ニフレック飲めなかったので、代わりに浣腸を何回もして腸をきれにしなければならないとのことで、浣腸を受けることに。
浣腸というとイチヂク浣腸みたいなのを想像していたのですが、点滴みたいなのが用意されていて、数分間かけてそれなりの量を注入されます。例によって過敏性腸症候群の私にはただでさえ便意があって厳しい状況なのにこの浣腸でさらに厳しい状況に追い込まれます....
もう発狂しそう... しかも看護師さんは他の大勢の患者の対応で私のお尻にチューブを挿して注入中にも関わらずいなくなってしまう有様。過敏性腸症候群の人だとわかるかと思いますが、もうどうしよーってぐらい無駄な焦りが頭の中を渦巻きます。
という苦行を何回か繰り返して、便が水状になったら看護師さんを呼んで見てもらいます。しかし何度もNGで10回以上かなぁ、ようやく透明な状態になってOKもらいました。OKもらえるとようやく内視鏡での検査をなります。(ニフレックを飲んだ人も最終処理として2~3回ほど浣腸します。浣腸コーナーも人がたくさん、トイレも大繁盛。なんだかもうグッタリ。

5. 内視鏡検査
 まず点滴?みたいなのを付けられて鎮静剤を注入されます。人によっては眠くなるそうですが、不幸にもまったく眠くなりません。
ストレッチャーに載せられてそのまま処置室に運ばれます。検査の不安より「ようやくここまでたどり着いたぁ」という安堵感しかわいてきません。内視鏡を入れる時にちょっと痛みを感じましたが、その後はたいして痛くもなく検査は終了。終わったらそのままストレッチャーごと運ばれて、一人一人カーテンで仕切られたリカバリー室でしばし休憩です。眠ってもいいとは言われましたが眠くもなく隣の人のイビキがうるさくてさらに眠れずボーッと過ごしました。
ほどなくして看護師さんに声をかけらえて具合が悪いとかなければこれで検査は終了です。

6.結果説明
 その日のうちに検査結果を先生から説明してもらいます。なんと2個もポリープが見つかりました。しかもそれなりの大きさとのことで切除が必要と言われました。また、内視鏡入れて切除だそうです...
とほほ。とはいえ次の予約は空きがなかなかなくて一ヶ月ほど先に...
これでようやく終了です。

ここのクリニックは、1988年~2005年までの内視鏡検査・手術の件数において、日本国内トップの実績だそうで、確かに看護師さんを初めとして職員の方たちの対応も丁寧でしっかりしていて、先生方も腕が確かでとっても安心して検査を受けることが出来ておすすめです。ただ人気の病院だけあってとにかく検査を受ける人が多くて、大勢の人と同時進行でこうした検査を受けることに不安や不快な感じを受ける人には向いていません。また基本的に検査でポリープが見つかってもその場で切除はしてもらえず、また後日となりますので一回で済ませたい人も合わないと思います。(検査と切除を一緒にお願いすることも可能ですが、それが可能な日程がまた予約が取りづらくなってます。検査をこなすことが最優先なのだと思います。)